〒107-0062 東京都港区南青山5丁目14-4 03-3409-6889 表参道駅から徒歩5分の
青山骨董通り近くの歯科 石上医院
アクセス

審美歯科

【表参道 歯医者 審美歯科】補綴治療で女性らしさを表現

こんにちは、表参道・青山の歯科石上医院です。

先日、交通事故後に某病院の口腔外科で処置を受けた方が来院されました。仮歯の形態が気に入らず、人前で笑えない。とおっしゃっていました。

顔貌との調和を考え、新しい仮歯をデザインしました。まず、前歯部の位置ですが、下唇のドライウェットラインからかなり前方にあるのがわかると思います。この状態だと英語のF音や発音がしにくい可能性が高いと考えられます。

切端の長さは右上の中切歯を基準にしてデザインしました。一般的な平均のサイズ、縦11mm、横9mmを採用しております。交通事故によって脱臼した歯が固定されてしまっているので、おそらく患者さん本来の歯の位置ではありません。従って、決められたスペースの範囲でどう美しくみせられるかが難しいところでした。さらに、普通に並べるとことができないことが途中でわかりました。

そこで、側切歯を叢生にして並べることにしました。2本の中切歯が強調されるかたちになり、可愛らしさが表現できます。患者さんはやや骨格的に2級傾向があったので、結果的により自然に見えるようになりました。また、歯の色もしっかり周りと合っています。

この仮歯に患者さんは大変ご満足いただけました。これで、やっと人前で歯を見せられる!と涙目ながらにおっしゃっていました。

最終的な修復物は一年の固定期間後に装着する予定です。

前歯の形態でお困りのことがあれば、是非、補綴専門医のいる歯科石上医院にお問い合わせください。前歯の位置の決め方には、いろいろな根拠があります。それを熟知しているのが米国補綴専門医です。

表参道・青山の歯医者|歯科 石上医院

日付:  カテゴリ:セラミック治療, 医院ブログ, 噛み合わせ, 審美歯科, 症例

精度の高い補綴物 (被せ物) を装着するには仮歯の精度も大変重要です。

こんにちは、表参道・青山の歯科石上医院です。

当院では、適合の良い被せ物(クラウン)をご提供するため一つ一つの工程を大事にしております。

 

仮歯の適合を診査している時の動画です。段差がないのがお分かりになりますでしょうか。仮歯の形態や適合が悪いと、歯茎が健康な状態になりません。従って、次回型取りをする時に歯茎からの出血や歯茎の位置が変化したりといろいろと問題が起こる可能性があります。特に前歯で歯茎の位置が変化し、被せ物の境目が見えてしますと見た目がかなり悪くなってしまいます。

当院では仮歯をプロトタイプと呼んでおります。つまり、最終的な被せ物の原型です。機能的・審美的に問題ないか試す必要があるのです。従って、この過程を怠ってはなりません。

私が型取りをする場合は、歯を最終的な形態にした後に適合のよいプロトタイプを製作し装着します。その後、歯茎に問題ないか確認期間を設けてから型取りを行います。基本的に歯の形成と型取りを同日に行うことはあまりありません。この方が、患者さんの来院回数が少し増えても、精度の高い治療ができるためベネフィットが大きいです。

写真は他院で装着して仮歯と当院で置き換えたものです。歯茎の状態が違うのがお分かりになりますでしょうか。歯茎が健康だと精度の高い模型の制作ができます。結果的に最終的な被せ物の精度につながります。

当院では、患者様一人ひとりに対して丁寧で細やかな対応を心掛け、最高品質の治療を実現します。被せ物やクラウンについてお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。

表参道・青山の歯医者|歯科 石上医院

日付:  カテゴリ:セラミック治療, マイクロスコープ(顕微鏡), 医院ブログ, 審美歯科, 症例, 虫歯治療

インプラント治療における被せ物(クラウン)の形態について

こんにちは、表参道・青山の歯科石上医院です。

インプラントで支持されたクラウンデザインで考えていただきたいことは「インプラントからの形態(縁下)」と「歯肉から立ち上がる形態(縁上)」の2点です。Rungtanakiat 2023の研究でもあるようにインプラントからの形態も周囲骨の吸収に影響する重要な因子だと報告されています。また、歯肉からの立ち上がりは清掃性に影響するので大変重要です。例えば、Maló 2008の論文には45°を超えるようになってはいけないと報告があります。

上顎臼歯部のインプラント治療に時々見受けられるのが、カンチレバーの様な形態です。下顎の対合歯と理想的に咬合させようとするあまり、クラウンの形態が歯茎から真横に立ち上がってしまっています。この様に、上顎のアーチがかなり吸収してしまっている場合は、クロスバイトにするか咬合高径の挙上、または固定式ではなく義歯にするなどの対策が考えられます。もしくはGBRで骨増生するかです。

私の場合、まずクロスバイトにする事を考えます。たとえば、GBRを選択すると費用の追加と期間の延長がおこります。また、組織学的にしっかり骨に置き換わっているのか分からない所に埋入するという不安も少なからずあります。CT状で骨ができた様に見えても実際はどんな状態なのか分かりません。

しかし、ここで考えなければならないことはクロスバイトにした時に患者さんは機能的にも審美的にも満足できるのか、ということです。これには試すしかありません。デジタルで審美的に診断できても機能的なことは分かりません。では、どの様に試すのか。仮の部分義歯を最終的な補綴設計と同じ様にクロスバイトで制作するのです。もちろん義歯なので機能というよりは、その歯の位置が許容できるのかをチェックします。

左上のインプラント治療のケースです。欠損部歯槽堤から移行的に立ち上げるとFig.5の様になります。今回の場合はクロスバイトにはなりませんでしたが、反対側と比べると大分アーチが狭くなりますので、発音や笑った時のブッカルコリダーへの審美的影響も気になるところです。従って、補綴が入った時にトラブルにならない様にこの歯の位置が許容できるのか試す必要があります。Fig.6の様に、最終的な歯の位置を反映した仮義歯を製作して使用していただきます。

インプラントが骨に結合(オッセオインテグレーション)すると、位置を変えることはできません。従って、最終的な補綴物の位置や形態を的確に決定し、その治療計画に沿って慎重にインプラントを埋入していく必要があります。是非、補綴専門医に診査診断してもらい、的確なインプラント治療計画を考えてもらってください。

ご不明な点があればお問い合わせください。

歯科石上医院
03-3409-6889

 

表参道・青山の歯医者|歯科 石上医院

日付:  カテゴリ:インプラント, 医院ブログ, 噛み合わせ, 審美歯科

精密補綴治療。当院ではセラミックインレーがどのように装着されているか。

こんにちは、表参道・青山の歯科石上医院です。

当院で精密補綴治療を受けたいと受診された方です。コンポジットレジン修復が虫歯になっており、再治療しました。近心部にクラックがありましたが、歯周ポケットも4mmで症状もありませんでした。したがって、この亀裂は部分的で浅いと診断し、近心辺縁部はそのままで治療することにしました。

ラバーダム防湿下にて虫歯を除去後、コンポジットレジンでBase-upを行い、形態を修正しました。その後、型取りを行い、模型を製作して技工士さんに送ります。だいたい2週間くらいで完成した補綴物が届きます。ここで忘れてはいけないことは、必ず補綴物をチェックすることです。たまに、豊隆が大きすぎることがあるので適宜修正したりします。今回は修正の必要がありませんでした。

例えば、この症例ですが、豊隆が大きかったため私自身でこのように調整しています。

今回の補綴物は問題ありませんでした。ラバーダム防湿下にてセラミックオンレーを接着しました。この時の接着操作も大変重要で、正しく行わなければセメントの接着効果が十分発揮できません。

装着後の写真です。顕微鏡で見てもまったく段差がありません。今回も適合の優れた補綴物を提供することができました。

当院では細部にわたるこだわりで、患者様の満足いく仕上がりを目指しております。被せ物でお困りのことがありましたら、是非歯科石上医院にお問い合わせください。

歯科石上医院
03-3409-6889

表参道・青山の歯医者|歯科 石上医院

日付:  カテゴリ:セラミック治療, マイクロスコープ(顕微鏡), 医院ブログ, 審美歯科, 症例, 虫歯治療

被せ物(クラウン)の適合が治療結果を左右する。

こんにちは、表参道・青山の歯科石上医院です。

被せ物(クラウン)の精度は治療結果に影響するのはご存知でしょうか。良好な適合は、修復物の長期的な成功にとって最も重要な技術的要素の 1 つであると言われています。 例えば、クラウンの隙間が大きいと、より多くの歯垢の蓄積、歯肉溝滲出液に曝され、骨吸収を引き起こすかもしれません。また、クラウンの中に細菌が侵入(マイクロリーケージ)し、う蝕になってしまう可能性があります。結果的に補綴修復物や歯の寿命の低下につながります。

McLean and Von Fraunhofer(1971) の有名な報告ではクラウンの隙間は120 µm 以下が推奨されています。しかし、口の中で計ることはできませんし、前述のようにギャップは無いに越したことはありません。

クラウンが出来上がまでにはたくさんの工程を踏みます。従って、起こるエラーを最小限に抑え、調整の少ない適合の優れた修復物を製作しなければなりません。私は南カリフォルニア大学で米国補綴専門医過程を修了しています。在学中は論文をたくさん読みましたので、どこでエラーが起こるかあるか見当がつきます。従って、エラーをなくすにはどうすればいいか、意識して治療に取り組んでいます。また、ミスが起きたとしても、それがどの過程で起きたのか診断することができます。これは大変重要のことです、なぜなら失敗の原因が分からないと同じ過ちを繰り返してしまうからです。

また、適合のいいクラウンができた後は、装着する時のセメントの選択やその操作も大変重要です。「材料の特性を知らなければそれを最大限に生かす事はできない。』在学中、私のファカルティがよく言ってました。そのマテリアルに応じて適切なセメントを選択し、そのセメントを正しく操作することにより、修復物のLongivityを最大限に引き出すことが可能になります。

写真のように、適合のより修復物を是非装着してもらってください。自由診療でセラミックのクラウンを入れたからといって、いい治療を受けたか分かりません。どこまで歯科医師の方が治療の精度を追求しているかが大変重要です。

お困りのことがあれば遠慮なくお問い合わせください。

写真:少し歯茎を持ち上げ、適合を確認しております。左が試適時、右が装着後です。見ての通り、隙間はありません。浮き上がりもなく、セメントラインも見えません。

表参道・青山の歯医者|歯科 石上医院

日付:  カテゴリ:セラミック治療, マイクロスコープ(顕微鏡), 医院ブログ, 噛み合わせ, 審美歯科

【青山 歯医者 セラミック】セラミックオーバーレイ修復

歯の被せ物はいくつか種類がりま。修復する範囲によりクラウン、オンレー、インレーの3種類に分かれます。クラウンはご存知の通り歯全体を覆うもの、オンレーは歯の咬頭と言われる部分を一部覆うもの、インレーは咬頭は覆わず修復されるものです。

表題のオーバーレイ修復は、ちょうどクラウンとオンレーの間になります。つまり、噛み合う部分全体はカバーされるがその他の部分は自身の歯質のままです。これは、装着に使用するセメントの機械的性質や接着力が向上したことにより可能になりました。最近は残っている歯質の補強や保存の観点から、クラウンの代替としても提案されています。

ある研究の報告から「歯は削れば削るほど将来的に何か問題が起こる傾向にある」ことが分かってきました。例えば、歯をたくさん削って被せ物をした場合、削った侵襲により歯髄の炎症を誘発させ壊死してしまうことがあります。また、何かの理由で再治療になった場合、残っている歯の部分が多ければ多いほど、治療のオプションも多くなります。従って、残っている歯質が少ない場合は抜歯の可能性が高くなります。

もちろんクラウンが悪いと言っているわけではありません。適切に処置し管理していけば問題は起こりません。私が言いたいのは、歯を不必要に削らない方がいいということです。当院では、必要なところ以外は削らない様に心がけております。

当院にいらした患者様のケースです。歯が大きく欠けていますが歯髄は健全だと診断しました。つまり、虫歯もなく根の治療も必要ないので残っている歯をなるべく削らずに修復が可能です。しかし、力が加わった時に残っている歯が折れない様に考慮しなければなりません。

そこで、大きく歯質が喪失している部分はレジンで補強し、必要最低限の切削に留めました。

セラミックオーバーレイ装着時です。最大限歯質を保存して必要な部分だけセラミックで修復しました。見てわかる様にこれだけ適合に優れていれば、隙間が原因で虫歯になることはないでしょう。当院ではやり直しがないように適切に処置を行なっております。また、専門医で構成されたチーム診療を行なっておりますので、何かお困りのことがありましたら遠慮なくお問い合わせくださいませ。

表参道・青山の歯医者|歯科 石上医院

日付:  カテゴリ:セラミック治療, 医院ブログ, 審美歯科, 症例, 虫歯治療

【青山 歯医者 被せ物】 クラウンの適合にこだわる

こんにちは、美しい笑顔をお届けする表参道・青山の歯科石上医院です。
あなたの笑顔が、もっと素敵になれるように。当院の高品質セラミック被せ物で、自然な美しさと機能性を実現しましょう。

さて、被せ物が長く持つ条件の一つにその適合性があげられます。適合が良ければ、クラウンと歯質の境目が小さくなり、セメントの劣化や溶出、細菌の侵入などが起こりりくなります。従って、将来的に何か問題が起こるリスクを減らすことができます。私のコンセプトの一つとしてやり直しのない歯科医療を提供することです。補綴専門医として特に被せ物の精度にはこだわっております。

被せ物と歯質の境目はマージンと呼ばれています。原則は歯肉縁上に設定します。しかし、元の被せ物が歯肉縁下に設定されてた場合はその位置でやり直すしかありません (例外もあります)。その場合、型取り(印象)が非常に困難になります。なぜなら、操作中に歯肉が被ってきてしまいますし、歯肉溝からの滲出液のコントロールや操作中に出血しないように処置を進めなければならないからです。綺麗な印象をとらないと正確な模型がつくれません。従って、被せ物の精度も悪くなってしまいます。

しかし、原則を守り丁寧に進めていけば、綺麗な型取りをすることが可能です。正確な型取りをすることにより精度の高い模型ができますので制作される被せ物の適合も非常に優れたものになります。

訪れる皆様一人ひとりの笑顔を大切に、歯科 石上医院ではあなたの魅力を最大限に引き出すお手伝いをしています。お気軽にご相談ください。笑顔をもっと輝かせたい方、品質にこだわりをもつ方、是非歯科 石上医院へお越しください。

 

表参道・青山の歯医者|歯科 石上医院

日付:  カテゴリ:セラミック治療, 医院ブログ, 審美歯科