インプラントを使用した
全顎的治療
インプラントを使用した
全顎的治療の症例
この患者様は『歯がボロボロなので、今回を機に綺麗に全部直したい。恥ずかしいから今は髭で隠している。歯の隙間も埋めたい。インプラント治療に興味がある。』と言って来院されました。
初診時のお口の中の様子
審査・診断から上顎の歯は予後が悪く保存も厳しく、一方で下顎は、予後も比較的良く保存可能と判断しました。
上顎の歯は抜歯になりました。
理想的な歯の位置を決定
抜歯後、理想的な歯の位置を実際に確認してからCTを撮影しました。骨が十分にあることを確認後、インプラントの手術が行われました。
使用していた入れ歯を固定式に修正
数ヶ月後、インプラントは無事に骨に付きました。そして、使用されていた入れ歯を固定式の装置に修正しました。
この時点で、既にとても咬めるようになったと喜ばれました。
ワックスで長さを決定/サイズを選択
ここまで準備が整いましたら、次は最終的な仮歯の制作に入ります。もう信頼関係はバッチリです。何年かぶりに髭を剃ってきてくれました。もう隠さなくていいそうです。笑った時に歯をもう少し見せたいということで新しく位置を決め、高さも少し調整しました。ワックスで大体の位置を決めた後、実際の歯を並べてみます。サイズは最初の計画通りです。
歯の位置、見え方を確認/仮歯の装着
笑った時に見え方を確認し、問題なければ最終的な仮歯を作ります。それを 患者様に使用して頂き、審美的にも機能的にも問題ないか、しっかり清掃はできるか確認後、それを元に最終的なセラミックの歯を作ります。
仮歯の情報をデジタルコピー
仮歯の情報をデジタルコピーして細かな調整をします。
治療前後の様子
完成後の写真です。笑顔も大幅に変わり、噛めるようになって、治療結果に大変満足されました。
この様に複雑な治療になりますと、まず、補綴専門医が治療計画をたて、各専門医と連携をとって進めた方が効率よく治療が進みます。